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インプラント治療の応用編~


 

インプラント治療に関して、様々な応用をして治療を行うことがあります。
今回は、長いこと歯が欠損していて、近隣の歯が移動してしまったケースを、インプラントを行い歯の移動を同時にすることで、それを修正しました。

 

まずは最初の状態。
歯の欠損もありますが、前方の2本の歯に隙間が出来ています。
長いこと欠損することで歯の移動を起こし、隙間が出来てしまったわけです。

 

猪八重_和也 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、上顎洞挙上術と同時にインプラント埋入。
約3mmの挙上を行いました。

 

猪八重_和也 (3)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インプラントの状態が安定したことを確認してから、仮歯の状態で前方の歯に矯正力を加えて歯の移動を行っていきます。
隙間が無くなり、良い状態でコンタクトすることを確認し、インプラントの上部構造を作成していきます。

 

上部構造が入った状態です。
レントゲンでも隙間が埋まっているのが確認できます。

 

猪八重_和也 (4)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真でもきれいに歯が並んでいます。
また歯肉の炎症もなく、良い状態で咬んでいるのが分かります。

 

DSC_0039 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インプラントのゴールはとりあえず歯が入ることではありません。
患者さんとメインテナンスする衛生士さんが、きちんと磨ききってくれることに意味があります。
それを踏まえて歯科医師は、インプラントの位置や上部構造の形態を考察し実行しなければいけません。

 

DSC_0049 (2) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インプラント治療は最善治療ではありません。
ただし、インプラント治療にしか出来ない事もあったりします。
大切なことは、予後です。
いつまでも「健口」でいられるよう、いつでもお手伝いさせていただきます!!

 

 

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