去る2月9日、鹿児島にある介護の森「オアシスケア」さんに講師として研修会に参加してきました!!
時間は1時間…ケアマネさんや介護助手、リハビリ職の方々にどうやって「口腔ケア」というものをお伝えするべきか。
最初にご相談いただいた時から考えてまいりました。
そう、結局、ご自分のお口の中を理解するのがいいのではないかと、手鏡持参で参加してもらいました
題名は「訪問歯科診療における口腔ケアのありかた」とちょっと硬い感じになりましたが副題に~大事な人を守る~としました。
テーマは健康寿命について、口腔細菌について、口腔ケアについて、最後はチームワーク診療についての4つ。
途中、口腔細菌については歯科衛生士の鎌田さんにバトンタッチ。
ほんとはこわ~い口腔細菌、どれだけ皆さんに伝わったでしょうか!?
最後は全員で口腔体操を行って終了!!
質疑応答ではやはり皆さん気になる義歯あるある。
どう扱ったらいいですか?どうしてなんですか??
今回は盛りだくさんで、きっと忘れてしまうこともたくさんあるかもしれません。
でも、口の中は一番汚い、だから清潔にしなければ健康にはなれない、そして年をとれば取るほどそれに気付き、気付いた時には遅いってことを分かってもらえたらいいです。
鹿児島も要介護者の高齢者が急増する中、歯科としてはどれだけ口の健康を保てるのか。
それは、日々の外来の患者さんへの教育に始まり、治療の質、衛生士の技量にかかっているのは確かな事です。
当院では、車いすのままユニットに来ていただける施設づくりになっています。
自宅訪問とまでいかなくても家族や介護者の方々の協力によってクリニックまで来ていただける場合は、このように座ったままでも治療やクリーニングが可能です。
ご自宅でもクリニックでも場所が違うだけ、する診療は同じですが、ご自宅より明るい照明や優れた機材が揃うため徹底した口腔ケアが可能になります。
いろいろな検討をし、介護の必要な方がより良い環境で治療を受け、専門医のもと美味しく食事をし笑っていられるよう私たちは考えるところにきていると思います!!!