月別アーカイブ: 2019年3月

インプラント治療のその後


 

近年、どこの歯科医院でも治療を受けれるようになってきたインプラントですが、決して魔法ではありません。
どの方にも同じように受けられ、同じような経過をたどる、なんてことはないからです。
骨の質、年齢、全身状態、まして日常生活のスタイルによっても、それは大きく変わってきます。

 

当院では、十分に審査診断を行い、判断させていただいております。
レントゲン撮影、CT撮影、問診…そして患者さんが納得いただいてから行っていきます。

 

40代男性、長年なかった歯にインプラント治療を希望され行うことになりました。

 

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レントゲン上でも問題なし。

 

 

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経過良好にてメインテナンスへ移行しました。

 

 

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ただし、ここで大切なことはこれからの経過です。
40代で行ったということは、残り60年近く使うことになります。
ここはゴールではなくスタートだということです。
とうぜん、ほかの歯の状態やお体の変化によってこのインプラントの状態も変わっていくかもしれませんし、新たな治療が必要になるかもしれません。
また年齢も増えていきますから、対応能力も低下していくことでしょう。

 

絶対的存在ではなく、術後の一部として取り扱っていくことが大切です。
そのためにお手伝い出来ることはしてまいりますが、信頼に基づくメインテナンスを欠かさずお受けになってください。
皆さまのお身体、守ってあげてくださいね!

いつまでも咬むということ…


 

当院へは、地域がら、高齢者の方々が多く来院されます。
この年齢の方々は、歯医者や病院へ健康維持のために行くという習慣が根付いていないため、症状が大きくなってから来院されます。

 

「痛い」
「咬めない」
「いよいよダメそうだ」…など。

 

今回の初診の方も、どうにか使っていたが(この時点でも改善の余地はありそうです)、歯が抜けた、と。
この日は、入れ歯に修理を施して終わり。

 

けれども、よくよく写真を見てみると、歯茎の腫れ、合わない補綴物、隙間だらけの入れ歯、ズレたかみ合わせ…山ほど改善しなければならないものだらけです。

 

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本来、お口の健康とは「何でも咬める」ということではありますが、それには歯だけでなく、それを支える骨や歯茎、そしてそれらを上手く動かす筋肉や関節など多くの組織が上手く働くことが大切です。

そして、もし歯がない場合は、それを補う義歯という道具の使いこなしも必要になってきます。

 

古い道具をいつまでも使うには、毎日の掃除や時には専門のメインテナンスが必要ではないですか?
そして、何より愛着を持ち大切に扱う必要がありませんか??

 

時に、修理に修理を重ね、それによって使いにくさが出た時は、大掛かりな修理によるリセットが必要になります。
それは、あなたにとっていつなんでしょう??

 

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一度、修正された物はとても使い心地がよく、長持ちしますし、大切にしようと思う気持ちも生まれます。
健康ブームでもある現在、消化を助ける腸内細菌や食べ物の質を問う前に、それを十分に咀嚼し唾液を出し抗菌力を発揮したり、嚥下することで刺激される脳の活性を助けてみませんか??

 

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今一度、歯の大切さを確認してみましょう♡

 

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大盛況!


 

先日、天文館ビジョンホールで行われた「熊本震災チャリティー講演会」は、鹿児島だけでなく遠くは岡山からも参加者があり大盛況でした!

 

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今回行われたこの会では、衛生士さんが中心となって行われました。
いま、歯科業界の中では、歯科衛生士さん、歯科技工士さんの在り方について様々な検討がなされています。
国家資格といっても離職率が高く、また復職率も低い。
必要とされる存在であるのに、それを感じ取れない状況があるのかとも感じています。

 

私たちのクリニックでは、衛生士さんのその仕事を特別なものだと考えています。
皆さんの健康維持、予防する仕事…ほかの内科などの医科のクリニックは治療はできても予防は出来ない。

本当に素晴らしい存在です!
ただし、そのほかにも歯科治療の知識や最先端の情報を知らなければ、歯科医師のサポートも難しい。
そんなことから、5年前の開業時より、全国各地での勉強会への参加や他県の衛生士さんとの交流、活躍されている方の招聘によるセミナー開催などを行ってみんなで勉強を重ねています。
本人が発表を依頼されることもありますが…プレッシャー??

 

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いえいえ、今は仕事にプレゼン作りに勉強に大変かもしれない。
でも、女性なら出産や子育てを終えた後の人生で、復職を考えた時、必ず培ったものは力となります。
そして、学会発表した業績や受賞した賞など、衛生士としての価値を高め、それが報酬にも影響します。
その手助けをできる限りしてあげたい、そう考えています。

 

そして、いつか振り返った時、自分を誉めてあげられるような人生を送って欲しいなーと思っています。
女性応援の立場でもありたいです!!

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