月別アーカイブ: 2019年4月

神経を抜くということ!!


 

虫歯や歯周病、その他でも起こる歯髄炎では「神経を抜く」という処置を行うことがあります。
何もしていなくてもズキズキ痛いという訴えは、確かにそういった処置を行わないと痛みがとれないからです。

 

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しかし、本当は「即座に痛みを取る」ことは決して「治療」ではないことを知っていただきたいと思います。
他の体の病気を想像してみてください。
例えば胃炎。
とーーっても痛いですよね!?でも薬を処方されて飲んでも即効性はない。
治るまでの時間、安静にして食べることもできないまま耐えることもあります。
「神経を抜く」治療は、歯科独特の治療なんです。

 

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しかし、患者さんの中には「すぐにでも痛みを取ってくれるはず」と思う方もいます。
その処置でしか改善が望めない場合を除き、神経再生の可能性があるのならば、経過を観察するなり、多少内服を飲むなり、何かしらの治療を行うことで改善を待つことも大切です。
それには、患者さんの理解と協力も必要であったりします。

 

私の勉強する5D-Japanの特別講演会で拝聴した四谷で歯内療法専門歯科医院を開業されている澤田 則宏先生のクリニックには、どうにか神経を抜かずに済まないかといらっしゃる患者さんも数多くいるそうです。
それには、神経を抜きたくない、神経を抜いた歯はもろい、といった患者さんの知識があるからだと考えます。
奥歯の神経を抜くと、神経があるときと比べ、長いこと持つ時間は劇的に減少すると言われています。
5Dで勉強するようになってから、機能している歯や神経、歯周組織を可及的に温存するという考え方を学びました。
それは、治療を行った被せものやインプラントも同じです。

 

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病気になった歯の痛みは、時にストレスですし、それは十分に理解しています。
治療を行うほか、私たちは「がんばれ~」と応援するしかない時間もあるのも確かです。
でも体が治す大事な時間。
その長い先のゴールがどうなっているのか、想像しながらご自分の体を大切にしてあげてくださいね♪

マイクロスコープと5周年!!


 

新年号も決定したこの春4月。
私たちす「すがわらデンタルクリニック」は、5周年を迎えました!! 

 

全く新規で開院したクリニックではありましたが、遠くは東京・埼玉・名古屋からの来院者もいましたし、この南林寺界隈の地域の方々との交流も含め、皆様に支えられ信頼された5年間でした。

 

歯科医業というのは、本当に奥深く大変だと思っています。
患者さんの健康を守りつつ、リハビリを行い、精神的苦痛を改善し、時には一緒に乗り越え、人となりを理解し、治癒へと導く。。。

 

「歯科」という科は、唯一、予防を行える科だと考えます。
昨今、歯周病菌が全身疾患の原因菌だと言うデータもあるくらいで、そのコントロールをしてくれるのが「衛生士」さんです。
歯科医師の私は、どちらかと言うと治療を行っている側で、治療計画は立てますが予防はまかせっきり。
今の日本の高齢化社会を健康長寿へ導けるのは衛生士さんだということを覚えてて欲しいと思っています。

 

さて、この度、当院でも精密治療を行えるよう「マイクロスコープ」を導入しました。
普段は拡大鏡(ルーペ)を使用していましたが、このご時世、必要になってきたコンピューター治療に対して精密かつ精巧な結果を生み出すために顕微鏡(マイクロスコープ)を導入したという訳です。

 

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今後の臨床で活躍してくれることを期待しています!!

 

また、6年目も頑張って参りますのでよろしくお願いいたします!!

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