近年、全身疾患との関りやウィルスなどの感染症との関りがとても深いといわれる歯周病ですが。
その初期治療はとても重要です。
知識と技術がないと、病状が長引いたり悪化したりする可能性があるんです。
患者さんは、60代女性。
他院で2年間の歯周病治療を行っていましたが、徐々に症状は悪化。
最近では、朝起きると口の中が血でいっぱいになっていたり、喉に血痕がたまっていた様子。
すぐに全身疾患について問診を行いました。
貧血、白血球数、糖尿病、高血圧。。。
血液検査の依頼をさせて頂きました。
スケーリングは出血を伴う治療ですので、一度全身に敗血症を起こすと言われています。
ブラッシング指導を行い、最低限の侵襲でのスケーリング。
すると、たったの2回の来院で寝起きの出血が気にならないくらいになりました。。。と!
大切なのは、張り切った歯石除去や麻酔下での歯肉刺激ではありません。
患者さん毎に異なる病状に対する適切な対応です。
そして、歯科衛生士さんの適切な部位への優しいアプローチ♡
安心して任せられる技術を大切にしています!!