月別アーカイブ: 2016年11月

これからの歯科審美治療を語る


 

去る11月27日(日)、歯科医師会館で行われた「日本審美歯科学会 第3回セミナー」に参加して参りました。

 

鹿児島の関係者の発表もありましたが、今回の大きな目的は東京から講演で訪れた「松丸 悠一」先生の講演を聞くためでもありました。

彼は、5~6年前に東京で知り合った友人で、当時から入れ歯のことに熱心な人でした。
あまり仕事の内容については、そこまで話したことはなかったものの、それから5年ほどの間にあちこちの講演や雑誌などで見るようになり、いまや引っ張りだこ。
時々会う機会があっても、気さくで楽しい人で、そんな雰囲気はみじんも見せないんです。

 

そんな松丸先生の講演ですから、とても期待しての参加。。。

 

DSC_0360

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんと。

 

講演内容は、そんな期待なんて吹っ飛ぶくらい大変素晴らしく、どこでも通用するトップレベルの治療を目の当たりにしました。
スライドの規格、写真のクオリティー、講演の速さや話す速度。
そして何よりも伝えたいことは何なのか?
本日のトピックスは何なのか?
ストレートに頭に入ってくる内容となっていました。

 

DSC_0362

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すがデン技工士のスガワラ君は、義歯専門ラボに長年勤めていた経歴もあり、松丸先生とは話も合ったよう♪

 

 

そして、夜はつい最近当院の特別講師としてセミナーを務めてくれた歯科衛生士の「田内 友貴」さんとともに討論会(笑)
いえ「松丸 友貴」さんでいいかもしれませんね♡

 

DSC_0365

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本当に、素晴らしい機会に参加させていただけて、当院でもまたまた頑張っていきたいね!!!と決意した日でもありました。

また、このような日本トップレベルのみなさんと交流をもて、そして今ある日本の歯科診療について、そして今回のテーマでもあるこれからの歯科について話し、関わっていけてることに感謝しました!!!

 

審美歯科とは、大変難しい治療でもあります。
私たちが思う審美と患者さんが感じる審美とはかなり相違が多く、行き違いの多いことも多々あるからです。
ただし、大事なことはそれにお答えできる技能と信頼関係だと思っています。
このブログに載っている症例はほんの少しではありますが、しっかりと目で確認して見てくださいね♡ 

技工士会生涯研修


 

去る11月20日、鹿児島県歯科技工士会の主催で生涯研修が行われました。

 

当院、技工士でもあるスガワラくんは県技工士会の理事ということもあり、今回の学術を手掛けさせていただきました。

 

そして、今年の講師は当院の担当も務める「関 克哉」さん!!!
鹿児島の技工士さんのためにひと肌脱いでくれました♪

 

DSC_0353

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回のこの研修会では、世界で活躍する若手技工士を呼ぼうと考え呼ばれたもので、テーマに関しても、そうとう悩まれたと思います。
チーム医療、症例写真、製作におけるラボワーク、そしてハンズオン。。。
若手から年配の技工士さんまで食い入るように学んでました♪

 

20161120_130327681

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、宮城出身の関さんがこういった形で鹿児島に携わったもらえたのも、当院の仕事を担当してくれるきっかけがあったからです。
その繋ぎとしても、これからの患者さんの治療がともに最高の結果になるよう努力していきたいと思います!!!

 

今度は、美味しいトンカツをランチで食べましょうね(笑)

 

IMG_20161120_122614

国際歯科シンポジウム


 

2016年11月12日~13日、国際フォーラムにて「国際歯科シンポジウム」が開催されました。

 

海外からの演者もたくさん参加したこのフォーラムでは、尊敬する「南 昌宏」先生や衛生士の「貴島 佐和子」さん、そして技工士の「関 克哉」さんの発表もあり、それを拝聴すべく参加させていただきました。

 

20161113_121913162

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南先生の発表では、先日、大阪の先生のクリニックにお邪魔した際に見せて頂いた先生の症例写真が含まれており、とても興味深く拝見させていただく事が出来ました!
そして、同じく南歯科の衛生士さんである貴島さんに発表前に会いにいかせていただき、少しの時間でしたがお話をしました♪

 

 

DSC_0343

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、GCより発売されているInitial(歯科陶材)発売10周年を記念して、海外よりその貢献に携わった技工士さんも多数いらっしゃっていました。
その中で、ポーランドで活躍されているRyo Miwaさん。
とても繋がりが多く、今回は半年ぶりの再会を果たすことができました!!!

 

 

DSC_0344

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだまだあらゆる面での歯科を知るチャンスを得なければいけないとは思いますが、今回、またひとつヒントを得ることか出来たことを嬉しく思います :lol:

そして、飛行機で見えた富士山。。。
今年も残すところあとわずかになりましたが、われわれに出来る歯科治療とはなんなんでしょう?
まだまだ「すがわらデンタルクリニック」としてたくさんの事をお伝えし、皆さんの笑顔につながればいいな、と思いながら帰鹿しました。

 

 

DSC_0342

コンポジットレジン充填


 

よく一般的な治療で、前歯ときに奥歯でCR(コンポジットレジン)充填を行うとことがあります。

 

ほとんどの場合、1回で済む治療ですし、保険の効く白い詰め物といった認識かもしれません。
現在では、詰める素材も改良され、またいろんな会社から様々な効能のあるコンポジットが出ていますので、それぞれの歯科医院で使用しているものや使い分けをしているかもしれません。

 

当院でも、虫歯の大きさ、虫歯の場所、歯の色調などで何種類ものコンポジットを使い分けしています。

 

色が合っていてきれいに治療されていることは当然のことながら、機能的で長持ちするような充填に越したことはありませんが。

それを実現するのは、形成(歯を削る形)にかなり左右されます。
機能的で大切な場所をやたら削ってはもろくなりますし、色をきれいに出すにはシャープな形成が必要です。
そしてその形成を行うのは、当然ですが歯科医師だけになります。

 

歯科医院にはいろんな形がありますので、削ったあとの充填を歯科衛生士が行う医院もあるかもしれません。
しかし、削った形を知るのは削った本人、歯科医師だけなんです。
当院では、必ず形成を行った歯科医師が充填まで手掛けています。

 

どこをどのような形で削ったのか、どのような素材や色を出したくてその形成を行ったのか。
考えながら治療を行っていますので、当然のことと考えています。
ただ白いもので詰めてもらって良かった…ではなく、機能的で長持ち。


そんな治療を目指しています!!!

 

 

img1478830577573 img1478830617486 img1478830645842 img1478830683691

前歯の治療。。。


 

前歯の治療は、とても難しい治療になります。

 

キレイでよく咬めて機能的なことは当然ですが、そのゴールを迎えるに当たってとても繊細な作業が必要になって来ます。

 

まずは、かみ合わせ。
奥歯がきちんと咬んでいる、顎の誘導が安定している事が前提です。

 

そして、歯の状態。
神経があるのかないのか、土台や歯自体の色はどうかが他の歯との調和を左右します。

 

最後に歯ぐきの状態。
これは長いこと時間が経っても安定していることや、加齢とともに変化する歯ぐきとの調和に関わってきます。

 

 

さてこの患者さん。
35歳女性です。
最初、右上真ん中の歯は他院で作られた仮歯、その左右はメタルセラミックが入っていました。
奥歯の治療が終わり、前歯の治療を希望されたためその治療を始めることになりました。

 

DSC_0128

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まずは不揃いになった歯ぐきのマネジメント。

麻酔は使いますが、短くなった歯ぐきを揃えていくことを目的としています。

 

DSC_0018

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に土台のマネジメント。
本来ならば土台の素材を揃えることが最もきれいな仕上がりになるのかもしれませんが、現在までの治療でどうしても手を加えられない事もあります。

この患者さんの場合、真ん中の土台の金属だけは外すことが出来なかったため、このメタル色をいかに隠せるかが問題となりました。

 

DSC_0113

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここは、技工士さんの腕の見せ所!!!
今回もBeaux Arts @ SETAGAYA 関克哉さんに製作をお願いしました♪
どうでしょう??

 

DSC_0156

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これなら、どれが差し歯だか分からないですよね♡

 

DSC_0171

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本来、同じような前歯の治療を望まれる方は多くいらっしゃいます。
皆さんが同じようにスムーズな治療の流れになるとは限りません。
しかし、どのような状態なのか互いに把握し治療を進めることで、素晴らしい結果になると思います!!
どこでどのような治療をしてもらいたいのか。ご自分で決める時代になってきました!!!


せひ、ご相談ください♪

 

 

絶対長期予後!!!


 

10月30日は、モクダ商会主催の「絶対的長期予後へのルール×5」の講演会へ参加してきました!!!

 

去年の大阪で行われたシリーズの第2弾です!
青井良太せんせい、渋澤龍之せんせい、青島徹児せんせい、関克哉さん、塚田智子さんの5人による講演♪

 

FB_IMG_1477913667631

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンド・矯正・ダイレクトボンディング・補綴・メンテナンス…ひとつひとつが凝縮された講演会で素晴らしかったです!!
そしてこの5名のスペシャリストが一同に揃うことが本当に素晴らしい♡

 

今回の講演会には青島せんせいのご両親も参加されていて、先生ご自身の講演を聞かれるのは初めてだったんだそう!
世界で活躍する先生の講演は本当に圧巻で、出される画像もため息ものでした!
それをご両親はきっと嬉しく誇らしく思われたんでしょうね♪
最後には先生からご両親に感謝の言葉。。。泣いてしまいました!

 

そして関さんの講演ではわれわれ「すがわらデンタルクリニック」とのやり取りに欠かせないチェックリストのお話し!
私たちの写真もスライドに組み込んでもらって嬉しい講演でした♥
自分たち以外のところで誰かに知ってもらえて、頑張っている事が評価してもらえると活力になりますね!!
感謝感謝です♫

 

今回は、台湾の人気お土産でなかなか手に入らないって可愛いお土産を頂きました~
これ、ティーバックなんですけど、金魚の形<゜)))彡
味も美味しくいただきました!!!

 

 16-10-31-11-49-35-501_photo

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、今年も残すところ2か月。
どんな1年だったか振り返る時期でもありますが、来年の目標を掲げる時期にもなりました。
我々一同、今回のように先人の先輩方にたくさんのことを教えていただき、気にかけていただき成長しております!!!
残り2か月もどうぞよろしくお願いいたします♪

バックナンバー

ページ先頭へ戻る