ブログ

3年ぶりの治療


 

すっかり梅雨らしくなってきました。
またどんよりな気候が始まりますが、言葉を変えれば恵みの雨!
雨の日々も楽しみましょう♪

 

さて患者さんは2019年に前歯の治療を希望されて来院。
変色している歯は2本ありましたが、ご本人の希望は真ん中の1本だけ。

 

DSC_0734 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そりゃ気持ちも分かります。。。
削るってどんな?痛みはでないのかな?その後はどうなるの??
などなど。
初めてのことって不安です。

 

そこで、その気持ちを汲み取って、今回は真ん中の1本だけの治療をしました。

 

DSC_0774 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

治療は、患者さんの痛みや機能障害などの大きさで早急性が決まります。
痛みはないが治療をしたいという場合は、早急性には欠け、無理しておおげさな治療を行うべきではないと考えています。
人生長いんです、悪化するような場合はこちらから指摘はしますが、そうでない場合は機会をうかがってその都度行ってもいいのではないでしょうか。

 

それから3年、メインテナンスに通ってくださっていましたが、今年、もう1本の治療も行いたいと希望がありました。

 

DSC_2326 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同じように治療を行いました。

 

DSC_2361 (2)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前回装着した歯の方は、きれいに歯肉が戻ってきています。
治療は、その場で終わることはありません。
その後の予後がどうであるか。患者さんが苦労しないような形であるか。
そんなことを毎回考えながら治療を行っています。

結婚式前に…


 

人生の大切なときに合わせて歯の治療を。。。

おまかせあれ!といった感じですね♪

 

DSC_2200

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1本だけ差し歯で治療。

残りはコンポジットで変色部位だけ治療を行いました。

 

DSC_2260

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸せのお手伝いができて良かったです!!

 

DSC_2265

事故による外傷治療


 

患者さんは20代女性でしたが、自転車の転倒事故で怪我を負い入院し、退院後、前歯の治療のため来院されました。

 

右上前歯は抜け左上前歯は折れていました。
入院中に神経の治療のみを行ってもらったそうです。

 

 DSC_1951

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、抜けてしまった部位の骨がかなり尖っていましたので、骨整形術を行いました。
それと同時に左上の神経の治療も再治療させてもらいました。

 

 DSC_1995

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろと患者さんと検討を行った結果、ブリッジ治療での修復に決定。

そうすると、歯の抜けてしまった部位の歯茎の厚みが極端に足らなく、作る歯の形態に影響を及ぼすだろうと判断し、他の部位からの遊離歯肉移植を行うことになりました。

 

 DSC_2126

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯が残っている部位と厚みが変わらないくらいになりました。
あとは、経過をみて土台となる歯を整え印象、装着を行っていきます。

 

 DSC_2131

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然の事故で、大変な思いをされた中、治療に通ってくれました。
マスク時代が終われば人前でたくさん笑って欲しいです♪

 

 DSC_2229

前歯ブリッジです


 

患者さんは、30代男性。
以前に前歯に1本歯のないブリッジを装着したが脱離。
すぐに取れてしまったので、今度は保険の歯を装着。

 

しかし、今回、また取れてしまったとのことでした。

 

DSC_2043

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

精査してみると、まず何よりも歯の高さがまちまちであること。

 

InkedDSC_2043

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それに伴い、土台となる歯の長さが極端に違い、何度も取れる結果になったと考えられます。

 

DSC_2046

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、歯茎の高さを揃えるための処置をしました。
それに加え、歯の無いところの歯茎の形を整え、歯間乳頭部というものを作っていきました。

 

DSC_2166

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果です。

 

DSC_2169

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり、何より大事なことは見た目の綺麗さではありません。
歯茎の形はどうですか?炎症はないですか?
唇の動きはどうですか?咬み合わせはどうですか?
歯の無いところに物は詰まりませんか?

 

正しく機能する歯は、自然と体に調和し、キレイに見えます。
それが長く持つ秘訣です!!

 

ダイレクトボンディング…保険の治療ですが笑


 

矯正専門のクリニックから、矯正治療後の前歯の治療の検討をお願いされました。

 

患者さんとたくさん話をしました。

幼い頃に転倒したことで前歯の神経を抜いたこと。

色が変色しているが、そこまで気になっていないこと。

いずれは差し歯にしなければならないこと。

などなど。

でも、患者さんの年齢を考慮して早急性はないのかな?と感じました。

 

DSC_2008

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、こちらからはダイレクトボンディング治療を提案させていただきました。

と言っても、保険のCR(コンポジット)治療ですが(笑)

残っている歯を削らずに治療したので、ダイレクトボンディング療法といってもいいのかな??笑

 

DSC_2014

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これなら、せっかくの矯正治療のあとですし、人前で笑うことが出来そうかな?

 

どんな治療も、自分の年齢、金額的に合った治療を選択してください。

決して無理した治療はよくありません。

将来、年を取るとともに変わる体とよく相談したうえで、最善の治療を選んで欲しいと考えています。

インプラントが全てではありません


 

先日、ご紹介で(当院はほとんどご紹介なんですが笑)、右下の歯が無いことでどんな治療をしたらいいのか悩んでいるという患者さんが来ました。

 

欠損…と言うと。インプラントかな?入れ歯かな?他にはどんな治療があるのかな?といったところだったようです。

まずは、残っている歯の精密検査、CTも撮影しました。

 

結果、残存歯は丈夫でしたが、骨があまり無くインプラント治療をするには骨を作るところから…といったところ。

本人も入れ歯は使わわなくなりそうだしな。。。と。

 

ダウンロード

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで、こちらからブリッジ治療を提案させてもらいました。

すでに奥歯は削られていること、前歯が神経が残っていて丈夫だということ…などなど。

いろんな判断材料はありますが、仮歯などでもその判断を行っていきます。

 

DSC_1984

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当然、しっかり丁寧に歯を削っていきました。

 

DSC_1976

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

装着した状態です。

インプラント治療は、他の歯を削らなくて済む。入れ歯と比較すれば取り外しがない。など利点もありますが、どんな治療も反面して欠点もあります。

 

DSC_1978

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回、歯周病的な観点からも、他の歯の状態からもこちらの患者さんには、ブリッジ選択が最善だったと思います。

どんな治療が自分には合うのか、いろいろと話し合いと検査結果を見合わせて決めていってくださいね~

いつまでもキレイな歯で♪


 

75歳男性。

 

以前に治療をしていた上顎前歯。
ラミネートべニアという歯の表面だけを削り貼る手法ですが、裏側からの虫歯が徐々に進み、今回、治療を進めていくことにしました。

 

DSC_1839

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご本人の年齢が75歳といことも考慮して、今回は完全に被せる形の差し歯で設計です。

 

そこまで歯を出して笑われる方ではありませんし。

今のご時世、マスク生活ではありますが、せっかく治療するのであれば誰が見てもキレイだと思うような歯がいいな~との希望がありました。

 

DSC_1902

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幸いにも歯周病の罹患がなく、歯肉の状態は良好でしたので治療はスムーズに進みました。

 

DSC_1907

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何度も言いますが、キレイ(審美)=機能!!

最高の機能を与えたら最高のキレイになります。

 

咬み合わせ、顎の運動、顎関節との調和、アンテリアガイダンス、歯肉からの立ち上がり、形成量、歯肉の取り扱い、仮歯の調整、素材。。。
さまざまな事をきちんと行うことで、長い間、キレイが保てる歯が出来てきます。

 

高齢化社会の手助けにもなるかもしれませんね!

1本だけ合わせます!!


 

の歯の色って、何色くらいで出来ていると思いますか?

 

今回、左上1本だけの治療を希望されて来院された方がいらっしゃいました。

 

人種、遺伝によっても歯の色は千差万別ですが、この方はテトラサイクリンによる変色歯でもありました。

 

 DSC_1873

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色合わせ、大変だ!!と思いながら、峯崎くん(DT:峯崎 稔久 ZAHN DENTAL LABORATORY )に託しました。

 

 DSC_1952

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすがです!
鹿児島ではうちらのコンビ、最強だと思うんですけど(笑)

赤坂会発表


 

9月5日㈰、スタディーグループ赤坂会の第2回例会が行われました。

 

今回もWeb開催となりましたが、基調講演に歯科衛生士の「土屋和子」さんをお呼びして「ザ・歯科衛生士」というテーマで行われました。

私はこの赤坂会会員になって8年になりますが、今回、歯科医師の立場から会員発表を行わせていただきました。

 

218604601_4316572408406418_8661085655050368676_n

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が歯科のスタディーグループに出会ったのは、赤坂会主宰である「寺西邦彦」先生に出会ったことがきっかけでした。

初めて参加した時には、レベルの高さに全くついていくことが出来ませんでした。

さまざまな本を読み、何度も勉強会へ参加し、土日の1年間コースへも参加しました。

どれほどのことを覚えたのか分かりませんが、とにかく寺西先生の総括や講演が理解できるようになりたいの一心だったと思います。

 

CollageMaker_20210906_122624340

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからたくさんの先生にお会いして、たくさんのスタディーグループに参加して、いろんなことを学ばせていただきました。

そういった意味でも、今回の発表は大いなる意味を持っていたと思っています。

 

_20210905_133906

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本では一番有名でしょう。

土屋さんの講演も素晴らしく、この会を終えることができ、本当に有意義な時間でした。

 

年に5回以上は東京での講演会へ出向いていますたが、今はそうはいかなくなりました。

でも、その反面、なかなか行けなかった場所での講演会や聞いてみたかった先生のお話をWebで聞くことができます。

仕事終わりの夜でもそれが可能になり、むしろ参加数は増えたかもしれません。

(本当は対面で聞いて、本音を聞けるチャンスがあった方がずっといいですし、懇親会参加して実際にお話しすることの方がずっといいですけど・・・)

 

発表を行うとプレゼンテーション作成のためにたくさんの本を読み返しますし、また知識の確認ができいい経験になりました。

また、全国の参加者の皆さんの前で、寺西先生の前で発表することができたことを嬉しく思っています。

赤坂会の皆さんに感謝です!!

 

乳歯を綺麗な歯に…♪


 

生まれながらに永久歯が存在しないという場合があります。

 

患者さんは、永久歯が無かったため乳歯が残り、大きさの違いから被せものをしていました。

 

DSC_1790

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでも、乳歯は歯根が大変短く、ぐらぐらするのでボンドで止めていたような状態でした。

 

DSC_1791

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長いこと気になって、ご飯を食べる時も気にしていた、と言いますが、やはり治療に踏み切るのもなかなか出来ないでいました。

 

今回、治療にあたってこのような経緯をお聞きし、今後の治療が再度あるかもしれない、というのはとても不安に思われると考えました。
そこで長期にわたってトラブルなく使用できるようにと、患者さんとも何度も確認しあって治療を進めていきました。

 

DSC_1848

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長期安定というのは、簡単なようでとても難しい。
装着した時は一瞬きれいでも、歯茎のかたちがすぐに変わってしまっては困ります。
しかし、今後、年齢とともに歯肉の形は変わります。
他の歯も変化しますし削れていったり様々な変化が起こりますが、そうなっても今回の歯が維持できるというのが大切です。

 

DSC_1850

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

患者さんと二人三脚、これからも大切にしていきたいと思います♪

 

 

 

2 / 1812345...10...最後 »

バックナンバー

ページ先頭へ戻る